なぜストッキングは伝線するの?伝線しやすい原因と伝線しにくいストッキングの選び方
お出かけ前にいざストッキングを履こうとすると、うっかり爪が引っかかってしまってビリッ!外出時に何かにひっかけてビリッ!考えただけでもちょっぴり憂鬱になってしまいますね…。
履く前に爪や手足のケアで予防しても、なぜか伝線してしまうストッキング。薄い素材のストッキングに小さな穴が開いてしまう、線のように広がってしまう、そんなストッキングの伝線の原因と伝線しにくいストッキングの選び方、伝線したときの応急処置などをお話します。
目次
編み方が原因?伝線しやすいのはストッキングのせいだった!
まずは、伝線の原因についてです。
履くときに引っ張りすぎたり、サイズが違っていたりなど、自分の取り扱いが悪くて伝線してしまう場合がありますが、実はストッキングの編み方に伝線の原因があるのです。
一般的にストッキングは網目が連続して並んでおり、網目の一部が切れてしまうと、そこを始点にほころんでいきます。ストッキングを履いているときは常に引っ張られた状態となっているので、1カ所引っ掛けたりするだけで、次々にそれが線のように破れが広がっていきます。これがストッキングの伝線です。
商品のパッケージに「伝線しにくいストッキング」と書かれているものがあります。それは、今までのストッキングとは違った編み方や特殊な糸を使用していて、丈夫になっているという意味でもあります。伝線しにくいストッキングを選ぶとこで、伝線予防ができます。
伝線しにくいストッキングを選ぶ3つのキーワード
伝線しにくいストッキングを探すには、「伝線しにくいストッキング」と書かれたストッキングを見つけるのが一番ですが、次の3つのキーワードを覚えておくと「伝線しにくいストッキング」と書かれていない商品でも当てはまる商品があるので、覚えておきましょう。
1つ目は、ノンラン編み。ノンランとは英語で表記すると「none-run」。runは伝線をあらわしており、伝線(run)しにくい(none)という意味です。通常連続している網目を、縦と縦のループで絡まるような網目としており、穴が開いても複雑に絡まっているので、それ以上広がりにくいという仕組みの編み方です。
2つ目は、融着(ゆうちゃく)。ストッキングの仕上げの際に熱を加えて、糸の接点が接着状態となるように加工してあります。糸と糸が接着されているので、穴が開いても次々とほころぶことがなく、広がりにくいのが特長です。
おすすめ融着ストッキング
3つ目は、ランガード。ランガードはパンティ部とレッグ部の切り替えの部分で、伝線を防止します。ランガードがついているストッキングを選べば、万が一パンティ部分が伝線してしまっても、レッグ部分まで伝線しにくくなります。ランガードがないストッキングはオールスルー、パンティ部スルーと呼ばれています。ストッキングはランガードが付いているものが多いので、「ランガード」と表示してあるストッキングはあまりありませんので、ご注意ください。
以上の3つのキーワードが書いてある商品を選ぶことが、伝線の悩みから抜け出せる一歩になります。いつもご購入しているストッキングや、現在使用しているストッキングのパッケージをご確認ください。また、今後お買い求めの際には、ストッキングの特長や説明文を注意し、ご一読されてからご購入へお進みください。
外出先でも焦らない!ストッキングが伝線したときの応急処置
外出先でストッキングが伝線!替えのストッキングも持っていないし、近くにコンビニも見当たらない・・・あなたならどうしますか?
こんな万一の場合の応急処置におすすめなのがトップコートを塗る方法です。伝線した部分を丁寧に引っ張り、伝線の始まりと終わりの2カ所に薄く塗ります。トップコートがない場合、液体のりやご飯粒などの粘着力があるものであれば、応急処置は可能ですが、あまり速乾性がないので、乾くまでに時間がかかるのが難点です。
このようにストッキングが伝線したときは、伝線のほつれた部分を固めることで、一時的に伝線の広がりを止めることができます。一時的でその場しのぎですが、替えのストッキングがなく、本当に困ったときに試してみてはいかがでしょう。
さすがに伝線した部分が大きすぎると、応急処置どころではないですよね。そういったときは、潔くストッキングを脱ぎましょう。敗れたストッキングは見栄えが良いものではありませんし、せっかくのコーディネイトも台無しになってしまいますしね。
また、伝線しないストッキングを履いていても、何があるかわかりません。大切なシーンの際には、やっぱり替えのストッキングを持ち歩く習慣があると安心ですね。
まとめ
ストッキングが伝線した日は、1日中沈んだ気持ちで過ごしていませんか?ストッキングを履くうえで、伝線は誰もが体験することです。
伝染する原因は、ストッキングの取り扱い方法に問題がある場合もありますが、編み方や丈夫さが違う伝線しにくいストッキングを選ぶことを忘れないようにしましょう。ノンラン編み、融着、ランガードの3つのキーワードで伝線しないストッキングを選んで、毎日おしゃれに快適に過ごしましょう。
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