靴下の正しい洗濯のしかた:今までなんとなく洗濯していたかたへ
皆さんは靴下の洗濯についてきちんと知識を深めて正しい洗濯を行っているでしょうか?実は靴下にも正しい洗濯のしかたというものがあります。そこで、今回は、明日からの洗濯ライフ、靴下ライフがよりピカピカ&キラキラに磨かれる靴下洗濯の知識を分かりやすくお伝えしていきます。
目次
靴下洗濯のベストな頻度
靴下は、皮脂などで汚れやすいので菌が増殖しやすいです。そのため、理想の頻度は毎日即洗うのが理想ですが、とは言っても難しい場合は、靴下を洗濯物入れ(洗濯カゴ、ランドリーボックス、バスケット)などにしっかり入れておきましょう。その際に、菌が他の衣類に移らないように、靴下を裏返しにせず入れるか、靴下だけをまとめるようにしましょう。
使い切った靴下を裏返しにして他の衣類と一緒にバスケットに入れておくと、他の衣類に菌が移る可能性があるからです。
靴下の洗濯は他の洗い物と一緒にしていいの?
できれば避けたいところですが、先にお湯を使えば、大丈夫です。
「知っておきたいパンツと菌の知識まとめ」で解説しましたが、TECHABLの超音波洗浄技術に関する記事では「研究結果から、下着を洗濯すると、約1億もの大腸菌が水に溶け込むことが分かっている」とされています。
なので、靴下の菌も同様の可能性があります。しかし、日々の忙しい中で、そんなに細かい洗濯ができるのかというと無理なかたも多いはずです。
そこで、靴下だけお湯につけ置きすると良いでしょう。バケツなどにお湯を入れて靴下をつけておきます。つけ置きするお湯は、50℃前後の殺菌によいお湯になるように調節しましょう。
靴下の洗濯で正しいネットの使い方
靴下は繊細ですし、素材によっては他の衣類との摩擦で、剥がれてしまう可能性があります。また、乾燥なども熱に弱く縮みやすいので、ネットで包んでいるほうが靴下にはとても良いとも言えます。
なので、靴下は靴下だけの洗濯ネットを使うのがおすすめです。靴下一足単位でネットに入れることができる靴下専用洗濯ネットというのもあります。
洗濯した靴下の正しい干し方
正しい干し方は、靴下を裏返して、繊維を広げることです。このことにより、きちんと日干しする場合に、菌をやっつけてくれる紫外線が繊維に当たりやすくなります。
また、綿素材の靴下が伸びた場合は、氷水のような冷たい水につけて布にショックを与えましょう。氷水による刺激で、綿の靴下は本来の縮もうとする力を促進させていきます。また、素材の特性上、天然素材は元に戻る可能性が高く、化学繊維の入った靴下は難しいと言えます。
靴下の臭い取りのテクニック
臭いの原因は菌です。つまり、殺菌ができれば、臭いが消えます。そのために一番は熱です。
なので、靴下の臭い取りは基本的にはお湯を使うことになります。先ほど紹介したように、50℃前後のお湯が殺菌によい温度です。そのお湯で靴下をつけおきしましょう。
もしくは、靴下を選択した後に熱風乾燥させると良いでしょう。
靴下の汚れ取りにおすすめ洗剤
靴下の汚れには、お湯だけでなく、酸素系漂白剤を使うと良いです。バケツや洗面器お湯を用意し、粉の酸素系漂白剤を溶かして、30分くらいつけ込みましょう。
靴下なので汚れが極端になることはないかもしれませんが、もしもひどい汚れの場合は、お湯と漂白剤に入った靴下を数時間もしくは一晩つけておくのも良いです。
靴下は明確に違うものを揃えていく
これは日々の靴下との関わりのストレスを大きく下げる秘訣ですが、靴下は色や柄が大きく異なるものを揃えると、「片方がなくなる」「どれとどれがセットか分からなくなる」ということを防ぐことができます。
全色揃えたとしても、メーカーやサイズや素材が違っていれば、洗濯後のペア探しに困ったりします。また、色や柄を変えることで、気分を変えることができ、リフレッシュにもなります。
靴下の毛糸が縮まない洗濯のしかた
弱アルカリ性の洗剤でも、毛糸には刺激が強いため、硬くなってしまう可能性があり、ふわふわ感がなくなります。
靴下の毛糸が縮む場合は、デリケート衣類用の中性洗剤を使うようにしましょう。
中性洗剤を使用した方が良い素材は、ウール、アンゴラ・モヘア、カシミヤ、シルクなどがあります。
基本的に靴下は、熱に弱い衣類なので、縮みやすいです。乾燥や日干しには注意しましょう。
最後に:足元から清潔感を保っていこう
以上、今までなんとなく洗濯していたかたへ、靴下の洗濯の知識を解説していきました。
社会的な場所、他人との関わりのある場所では、靴下を履かない生活というのは少ないと言えます。
足先が心地よくなれば、その空間の居心地もよくなります。単なる清潔感だけでなく、自分自身の精神衛生も向上されていきます。ぜひ、できる範囲で靴下を大切に洗濯してみて下さい。
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