顎関節症との意外な関係 顎の痛みの原因は足にあった!?
女性に多いと言われている顎関節症(がくかんせつしょう)。お悩みの方も多いのではないでしょうか。原因はストレスや歯を食いしばる癖など様々ですが、実は足にも原因があったんです!外反母趾が招く顎関節症とその予防についてご紹介していきます。
目次
本当は怖い顎関節症 3つの主な原因
顎関節症とはアゴや周囲の筋肉や靭帯、神経に関する不調のことをいいます。
おもな症状は、アゴを動かすとカクカク音が鳴る、口が大きく開かない、アゴが痛いなど、アゴに関する症状が主です。しかし、アゴを動かす筋肉は顔や首、肩にかけて繋がっているので、アゴに大きな負担がかかってしまうとアゴ以外の部分にも悪影響を及ぼします。そのため、耳痛、めまい、頭痛、肩こり、疲労感や不眠など、体全体に不調が広がってしまう怖い病気なのです。
それでは、顎関節症になってしまう原因はなんでしょうか。
あらゆる要因が重なって発症してしまう顎関節症ですが、主な原因は、頬杖や歯ぎしりなど、アゴにとって悪い癖、噛み合わせがわるいこと、精神的なストレスによるものがあります。
アゴにとって悪い癖
アゴにとって悪い癖とは、アゴに強い負担をかけてしまう癖、アゴの片側だけに負担が偏ってしまう癖などがあります。アゴの片側に負担をかけてしまうことは、日常的に意外とあります。頬杖や歯ぎしりの他にも、ご飯を片方の歯だけで噛んだり、無意識に歯を食いしばっていることはありませんか?こういった日常生活でのちょっとした負担が顎関節症に繋がってしまいます。
噛み合わせがわるい
噛み合わせが悪い人は普通に口を閉じても、歯と歯をきれいに閉じることができません。そのため、しっかり噛もうとするとアゴの方が歯に合わせてズレることになるのです。逆に顎関節症であるため、噛み合わせが悪くなるということもあるようです。
精神的なストレス
強いストレスを受けると奥歯を噛みしめてしまったり、夜に歯ぎしりをしてしまったりしませんか?ストレスを受けると脳が発散行動として、食いしばったり、歯ぎしりをしたりすることがあります。こういった行動の要因となる精神的ストレスも顎関節症の原因と言えます。
外反母趾が顎関節症の原因に!?そのメカニズムとは
顎関節症は女性に多いと言われています。顎関節症に悩んでいる方や、「もしかしたらこれって顎関節症かも…!?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
先ほど挙げた他にも、顎関節症の原因の一つにあげられるのが外反母趾です。この外反母趾も女性に多い症状ですから、顎関節症に女性が多いのもうなづけますね。
外反母趾とは足の親指が小指の方向に曲がっていく症状のことをいいます。
通常、つま先、指のつけね、かかとの3点で支えているところ、外反母趾になってしまうと、指のつけね、かかとの2点でしか支えることができません。体を支える土台である足裏のバランスが悪いため、体全体でバランスを取ろうとします。その時に無意識にアゴをずらしたり片方のアゴを強く噛んだりしてしまうのです。外反母趾になってしまうと、体のバランスを取るためにアゴにも影響が出てしまうのですね。
外反母趾の予防に履きたい 5本指ソックス
外反母趾の原因としてよくあげられるハイヒールですが、本当の原因はハイヒールではありません。足指の付け根の筋肉や靭帯が弱くなり伸びてしまい、指をしっかり支えられない状態で履物などで圧迫され、親指が小指側に曲がってしまうことが原因です。
つまり、外反母趾の原因は足指の付け根の筋肉が弱くなってしまうことにあるということです。日ごろの運動不足により足を使うことが少なくなり、足を支える筋肉も衰えていきます。外反母趾を予防するためにも、足を支える筋肉を鍛えていきたいですね。
そこでオススメしたいのが5本指ソックスです。
5本指ソックスは5本の指がバラバラに動くようになっているので、足指に力を入れやすく、常に動かすことができる状態となり足を支える筋肉を発達させることができます。また、先丸の靴下よりも足指をしっかり使うことができ、地面をつかむことができるようになり、体のバランスがとりやすくなります。
5本指ソックスを履く以外にも、足の指で「グー」と「パー」を繰り返す運動も足裏の筋肉のトレーニングに効果的です。5本指ソックスを履いていればソックスを履いたままこの運動をすることができるので、出先などでも行うことができますよ。
詳しくは外反母趾の予防に効く!?5本指ソックスのすすめもご参照ください。
まとめ
顎関節症には様々な要因がありますが、外反母趾も要因となりうることがあります。どちらも女性に多いと言われている症状です。予防のためにも5本指ソックスを履いて、足の筋肉を鍛えてみましょう!体をしっかりと支えることができ、バランスを取ることができるようになれば、体にいい影響が出てくるはずですよ!
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