乾燥する冬はアトピー性皮膚炎の要注意時期。年末年始の美食も悪化の原因に?

更新日:2017年12月25日 57 PV

生後数か月の乳児から成人まで、多くの人を悩ませるアトピー性皮膚炎。良くなったり悪くなったりを繰り返し、長年辛い思いをしている人も少なくありません。

今回は年末年始に気をつけたいアトピー性皮膚炎の注意情報をご案内。避けたい食べ物や生活態度のほか、敏感になった肌をソフトに包み込むおすすめの下着もご紹介します。

乾燥やNG食べ物、不摂生といったアトピー性皮膚炎の敵を撃退して、絶好のスキンコンディションで一年を始めましょう。

目次

冬は乾燥が辛い!季節によって症状が激変するアトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎に罹患している人は日本に45万人以上。皮膚疾患の第二位を占めるありふれた病気ながら、何度も症状を繰り返す難治性の皮膚炎として知られています。悪化すると痒いし痛いし、炎症を起こすし…考えただけでも気分がブルーになってしまいますよね。

アトピー性皮膚炎は春や秋などの季節の変わり目に症状がひどくなりがちです。急変する気温や湿度、環境に皮膚の調節機能がついていかず、コンディションを崩してしまう人が後を絶ちません。

実は季節の変わり目以外にもう一つ、アトピーの隠れた要注意時期があるのです。それは、楽しいイベントが盛りだくさんの年末年始シーズン。冬の乾燥しやすい気候に加えて、アレルギーを誘発するモフモフの衣類、アトピーの引き金となりうるお酒やごちそうの数々…。「秋の症状がやっと落ち着いたと思ったら、年末年始に再び悪化した」、ということも少なくありません。

アトピーを重症化するNGな食事・生活・洋服

アトピー性皮膚炎の原因は食べ物や汗、環境、ストレス、接触抗原、細菌類など様々ですが、皮膚炎が悪化する主な引き金は、日々の食事や生活スタイル、直接肌に触れる衣類などです。

まずは年末年始につきものの美食の宴。アルコールの飲みすぎ、ケーキや菓子などの甘いものの食べ過ぎ、餅や油もの、肉の食べ過ぎにはぜひご注意を。この季節に食欲を抑えこむのは至難の業ですが、「野菜を積極的に摂る」、「油ものより蒸したものや茹でたものを多く摂る」など、ほんの少し食べ方に気を使うだけでもアトピーの悪化防止に役立ちます。

また、楽しい宴のシーズンには生活スタイルが乱れがちになり、睡眠不足やケア不足で皮膚の状態が一気に悪くなることがあります。大人の女性の場合は、化粧品やクレンジングがアトピーの悪化要因になることも。夜遅くなったからと、メイク落としやクレンジングを怠ることなかれ。たちまち肌に影響が出て後悔するかもしれませんよ。

下着などの接触抗原はアトピーの症状を引き起こす直接的な原因に。痒みを誘発するようなウール素材や化繊素材、皮膚に負担をかける堅い生地の服は避けて、肌刺激を最小限に抑えましょう。

アトピーと下着は切っても切れない関係。本当に肌に優しい素材を選ぼう

痒みを感じて掻かずに我慢できる人はいったいどれぐらいいるでしょう。ダメだとわかっていても耐えきれずに肌を掻きむしってしまうのは、ある程度は仕方のないことかもしれません。でも、肌に直接触れる下着の素材を厳選して痒みの原因を取り除くことができれば、「痒い→掻く→悪化」の悪循環を食い止めることができます。

冬はあったかインナーが必須のシーズン。裏起毛や羊毛入りの防寒下着が人気です。でも、アトピーの不安がある人は、暖かさだけではなく商品の素材に注目したいところ。おすすめは綿や絹などの天然素材を使用し、肌への刺激を抑えた柔らかな肌触りの下着です。

まとめ

自分自身がアトピー性皮膚炎で苦しんでいるという人も、お子様にアトピーの症状がみられる人も、ぜひこの冬は心地よい肌着で皮膚の健康を守りましょう。肌着と合わせて、食事や生活スタイルにもほんの少し気を使えば、この冬のアトピー対策は万全!肌の調子がいいと、身も心も軽やかに。症状をうまくコントロールしてかつてないほどスベスベの冬を満喫しちゃいましょう。

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この記事を編集した人

Mayumi

旦那と小学生の子供2人(小5と小3)と暮らす共働き主婦です。 主婦の目線から皆様の役に立てるような記事を書いていきます。 たまに主婦目線関係なく全く別の話題を書くこともあります。

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