知っておきたいパンツと菌の知識まとめ

更新日:2024年10月28日 46,345 PV

大それた発言に聞こえますが、パンツは私たちの生活に欠かせません。一番大事な場所をガードし、居心地や気分を変える強力な力を持っていると言っても過言ではありません。

そんな現代の人間生活に多大な影響を与えるパンツですが、パンツの知識ってあまり深める機会がありませんよね。

そこで、今回はパンツの中でも特に重要とされる「菌」を軸に、分かりやすく知識をまとめてみました。

目次

パンツの菌が増えると…

パンツの菌が増えると、どうなるのかをご存知ですか?簡単に言えば、パンツの細菌が増えると臭いが出ます。清潔感が削がれてしまいます。

また、パンツの細菌が増えると取り除くのが難しくなります。

パンツの菌は洗っても取れない!?

「いや、パンツの菌なんて洗えば大丈夫だよね!」という意見を持っているかたも多いかもしれませんが、実はそんなに事は単純ではありません。

なんと、パンツの菌は洗濯をしただけではダメなケースがよくあるのです。それは、パンツの菌が繊維の中に入り込んでしまうからです。

衣類用除菌スプレーをしたのに、なんだか効果が薄いと感じる場合は、繊維に菌が詰まっていることが考えられます。

除菌のためには漂白剤への浸け置き、または熱湯消毒がおすすめ。

パンツの菌と天日干し

さて、繊維に菌が隠れることに着目すると、まだまだ興味深い事実が登場します。

紫外線に非常に弱いとされる大腸菌を日向と日陰で干した場合、もちろん、日向で干したほうが効果が高いと予測しますよね。

しかしながら、大阪市立環境科学研究所の「衣類の乾燥とその除菌効果」によると、結果は除菌効果に差がないとされています。

ここで先ほどの繊維に話が戻ります。繊維に菌が入り込んでしますと、紫外線が直接当たらなくなるからです。

パンツの菌は風通しを優先させる

パンツを干す場合には、日向か日陰かに注目するよりも、「風通し」注目するほうが、除菌性が高いと言えます。

風通しの良いところで、速く乾かすようにしましょう。

パンツの菌は他の洗濯物にうつる

TECHABLの超音波洗浄技術に関する記事では「研究結果から、下着を洗濯すると、約1億もの大腸菌が水に溶け込むことが分かっている」とされています。

さらにパンツの大腸菌は、に洗濯したタオルや衣服にも付着します。「下着を他の洗濯物と分ける」というのは、他の衣類を清潔に保つ秘訣かもしれません。

洗い立てのパンツにも菌が1万匹

イングランドのグッド・ハウスキーピング研究所で試験を行うVerity Mann氏は、ほとんどの人の洗い立てのパンツには最大1万匹ものバクテリアが住みついていると述べています。

グッド・ハウスキーピング研究所では、パンツを履いたら必ず60度のお湯で洗うことを推奨しています。

パンツの除菌は超音波が最強

パンツの菌に関する様々な知見に触れていくと、パンツの除菌は超音波洗浄という最適解へ辿り着きます。

超音波により発生する細かい波と泡が強力が繊維の中までをきれいに洗い流してくれるからです。

ポータブル式の超音波洗浄機などを生活に取り入れてみると良いです。

下着にスチーマーで殺菌

殺菌の観点で言えば、スチーマーもオススメです。というのは、蒸気は布の奥深くまで入り込むからです。

「パンツにスチーマー!?」と思っていた方は、実践してみると良いでしょう。

悲報:4割超の男性がパンツを1ヵ月以上洗わない

ユニクロが行った男性824名に行った「夏場のパンツ事情」という調査では、夏に41.9%の男性がパンツを洗濯するまたはクリーニングに出す頻度が月に1回以下という結果でした。

ただただ洗わずに洗濯機に溜め込んでいるだけかもしれませんが、実はその行為にも細菌リスクがあります。

衛生微生物研究センターが中心となって行った細菌の調査では、パンツ100cm2当たりに付着する細菌の数は、1ヵ月以上の放置で約2500倍以上になることが分かりました。

冒頭で述べた通りですが、細菌は増えると臭いが出て、取り除くのが難しくなります。

パンツを大量買いして、全部使い終わるまで洗濯しないという行為をしている男性のかたは、こまめな洗濯を心がけたいですね。

菌から見るパンツの最適な使用期間

さて、ここでパンツの寿命、パンツの最適な使用期間、捨てるタイミングについて、専門家の供述やアドバイスを見ていきましょう。

前述したイングランドのグッド・ハウスキーピング研究所で試験を行うVerity Mann氏は、感染症のリスクの観点から、1年履いた下着は捨てるように勧めています。

健康管理に関する著書を出版している望月理恵子さんの記事にでも、寿命は約70日(ショーツ)と述べています。

ハウスキーパー・SHOKOさんは、3~6ヵ月の間、新しい下着を購入していない場合に、買い替えを推奨しています。

パンツとカンジダ菌

パンツを履くと、カンジダ菌がうつってガンジダ症になる場合があります。特に女性の膣、赤ちゃんのおしり、男性器にカンジダ菌が感染すると、ひどい炎症が起きます。

カンジダ菌は、健康な女性でも持っている常在菌で、75%の女性が一生に一度は罹ると言われています。

パンツが触れる部分だけでなく、ガンジダ菌は舌・あご・爪などにもうつります。舌の場合ははがれやすい白いコケのような膜が付着します。

その他、カンジダ菌を解毒するサプリメントもあります。病院の場合は発症箇所によって異なりますが、皮膚科・婦人科へ通うようにしましょう。

ガンジダ菌から見るオススメの下着はふんどしパンツです。通気性が良くなり、菌が増えるのを防いでくれます。

男性はボクサーパンツで菌が増殖!?

アメリカの男性用衛生研究所のブライアン博士によると。ボクサーパンツは就寝時の菌リスクを増やすと指摘しています。

就寝時は成長ホルモンが分泌され、男性は精子が生産されますが、パンツの部分が熱を持ちすぎると、悪質な菌に感染するリスクが高まるようです。

そして、擦り傷があると、さらにリスクが高まると伝えています。

擦り傷などがある場合は、通気性の高いパンツを履くことが、体の健康には良いかもしれません。

最後に:清潔感は内部に宿る

以上、「パンツと菌」について掘り下げてきました。清潔感への対策をどれだけ徹底するかはその人の生活指針次第ですが、知識としてしっておくと、適切な処置ができるようになります。

また、清潔感について知らないことが多いと、知っている人と一緒にいる際に、嫌悪感を抱かれる可能性も高まりますよね。

清潔感は「言葉を交わさない最初の会話」=「第一印象」の最も重要なファクターです。

ご自身のパンツに関して、より清潔な処置ができるように、ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。

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この記事を編集した人

美着家 Masami

医療・健康・健康・心理学など様々なジャンルの執筆を行っています。本サイトでは、美着家として、下着や衣類に関して独自のアプローチで研究をしています。

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