女の子のママなら知っておきたい。小・中学生の初めてのブラ
新学期は文具や服など、子供用品を一新する人が多いですよね。子供の成長は超特急。去年の靴が履けないのはもちろん、服のサイズも毎年アップします。ということは、まだまだ子供と思っていた娘の身体も、急ピッチで女性に近づいているということ。
今回は小・中学生の女児を持つママのために”ファーストブラ”のはじめ時と導入ステップをご案内。身体の発達に合わせた正しい下着を用意して、心身ともに健康な子供の成長を見守りましょう。
目次
ブラはいつから?胸が膨らむ前兆を見逃さないで
「うちの子はまだまだ子供。ブラジャーなんて(笑)」というママ。可愛い子供のままでいて欲しい気持ちはわかりますが、子供の体内ではすでに7歳頃から女性ホルモンの分泌が開始しています。そのまっ平らな胸の奥で今にも膨らまんと蕾が待ち構えているのです。
大阪大学大学院人間科学研究科の調査によれば、初めて生理を経験するのは小学6年生が最多とのこと。しかし、小学4年生以前に初潮を向かえる子供も6~7%いるなど、子供の発達は一概に年齢では判断できません。初潮の開始時期も同様に子供によってそれぞれ。
娘の胸はすでに発達を開始しているのに、「クラスでブラをしている子がいないから」という理由で着用を遅らせると、心と身体に思わぬ悪影響が出る場合があります。
乳房の発達は初潮の1年以上前から開始。乳頭の周りが膨らみ、痒みや違和感を感じる子供が出始めます。目立ち始めた乳房を隠そうと姿勢が悪くなったり、胸の不快感のために授業に身が入らなかったり。気恥ずかしさから親にも言えずに一人で悩む子供がたくさんいるのです。
いきなりブラジャーは抵抗大。タンクトップ型から始める女子下着
だからといって、乳房がちょっと盛り上がってきたからと、あわてて娘にブラジャーを着けさせるのは早計です。この時期の女の子はとってもデリケート。ママがいつまでも娘が子供でいて欲しいと思うのと同様に、娘も「大人になんかなりたくない!」と自分の身体の変化に戸惑っています。
まだ乳房全体が膨らんでいない場合は、胸の部分が2重になったタンクトップ型の下着から始めるのがおすすめ。敏感になった乳房を優しく包む柔らかな素材のパッドが入ったものがベストです。だんだん胸パッドに慣れてきたら、子供の心と身体の成長を見ながらハーフトップタイプのブラに変えていくのもよいでしょう。そうして、乳房全体が膨らみ始める初潮の頃には、ノンワイヤーの柔らかなブラを着けられるようになるのが理想です。
胸が丸みを帯びてきたら、ワイヤーなどが入ったより本格的なジュニアブラを。子供の胸は人生最大の成長期を迎えています。子供の胸が大きくても大人用を使用せず、バストの成長を阻まないジュニア用に設計されたものを選びましょう。
子供の不安を解消して、快適ブラ生活をスタート
思春期に差し掛かる子供の心は、身体の変化よりも厄介なもの。急スピードで成長する身体に付いていけず、心の中では戸惑いや羞恥心などが渦巻いています。
せっかくブラを買っても「恥ずかしいからしたくない!」「イヤだ」とかたくなに拒否されるかもしれません。こういった子供の激しい抵抗も、タンクトップから徐々にステップを踏んでブラに変えていくことで、かなり緩和されるようです。また、ママが早い段階から「ブラは恥ずかしいものではなく、身体を美しく整えるためのもの」だと、ポジティブなイメージを伝えておくと、子供もスムーズに自分の発達を受け入れるようです。
また、ジュニア用ブラを購入する際は、ぜひ事前に採寸を。ブラのサイズが合っていないせいでワイヤーやカップを苦しく感じ、子供がブラを嫌がることも多いのです。「ペチャパイだからどれも一緒」なんていわずに、きちんとトップとアンダーを計り、子供の成長に合ったブラを購入できればよいですね。
まとめ
「子供がやたらと猫背になった」、「乳房を気にしているようだ」と感じたら、もしかするとファーストブラ作戦の開始サインかも。女の子の微妙な身体の変化は、ママでなくては察せないデリケートな兆候です。
新学期はいろいろなものを見直すまたとないチャンス。身体の変化に気づいたら、下着も発育に沿ったものに変えてくださいね。
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