コンプレッションインナーの効果とは?コンプレッションインナーのメリットと正しい選び方
最近はスポーツ以外の様々な場面で広く使われるようになったコンプレッションインナー。「ピチピチ感がなんとなく良さそう!」と使っているかもしれません。そこで、今回は、コンプッションインナーの本来の機能性を掘り下げていき、仕事、運動、睡眠などに与える影響を解説します。
目次
そもそもコンプレッションインナーとは?
語源からみるコンプレッションインナー
コンプレッションインナーとは圧力が掛かるインナーのことです。語源の「compression inner」の「compression」は「com」+「pression」です。
「com」は「compnay」のように「共に」や「集まる」といった意味を含み、「pression」はプレス(圧力を掛ける)という言葉になります。「衣類全体が圧力を共に体へ掛ける」というのがコンプレッションインナーです。
コンプレッションインナーの発祥
インナーではなく衣類全体としての用語にコンプレッションウェアがあります。コンプレッションウェアの情報を様々に辿っていくと、発祥は医療分野で用いられたことにあります。
もともと体へのコンプレッションは、血の巡りを良くし、リンパの滞りを解消するための医療技術でした。
それを衣類に取り入れたのがコンプレッションウェアです。
コンプレッションインナーが広まった理由
やはりスポーツシーンでの利用の広がりだと言えます。
例えば、野球のアンダーシャツと呼ばれるスポーツウェアは、2000年以前までは、腕周りに余白のあるダボダボなウェアを着るのが当たり前でした。
また、水泳の世界では「レーザー・レーサー」がとても有名です。レーザー・レーサーはイギリスのSPEEDO社が開発した競泳用水着で、レーザー・レーサーを着用した水泳選手たちがあまりにもたくさんの世界記録を出したことから一気に注目されるようになりました。
こうして衣類を体に圧着させることがスポーツをはじめ、一般的な生活シーンでも有益であると捉えられ、コンプレッションインナーが一般的に広く利用されることになっています。
コンプレッションインナーの素材・生地は
コンプレッションインナーは、ストレッチ素材を含むため、ポリエステルを主の素材とします。メーカーによって異なりますが、以下のような素材や生地になっています。
- 裏起毛ストレッチ天竺(ポリエステル90%+ポリウレタン10%)
- スーパーストレッチ(ナイロン95%+ウレタン5%)
- マイクロフリース(ポリエステル90%+ポリウレタン10%)
- マイクロファー部分(ポリエステル95%+ポリウレタン5%)
- ポリプロピレン62%+ポリエステル38%
一度肌に合わないと諦めた方も、素材を変えることによって、自分にフィットするコンプレッションインナーが見つかるかもしれません。また、素材には熱を逃す素材と、身体を冷やさない素材があります。
機能性から見るコンプレッションインナーのメリット
コンプレッションインナーはメーカーや商品の質によって、機能性に差はありますが、一般的には以下のようなメリットを挙げることができます。
メリット1:姿勢や体の動きが正しくなる
無駄な動きを抑えられ、姿勢や体の動きが補正されます。スポーツで生かされるだけでなく、、立ち姿や立ち振る舞いが美しくなります。
メリット2:筋肉疲労を軽減
血流が良くなり、筋肉疲労が軽減されます。血流が良くなるので、むくみにも良いと言えます。立ち仕事、座り仕事もそうですが、長時間同じ動きをするかたにはとてもおすすめです。また、コンプレッションインナーの吸着によって衝撃を吸収することができ、筋肉が傷つきにくなり、疲労軽減につながります。
メリット3:精神衛生の向上
心地よいフィット感がメンタルヘルスを向上させてくれます。また、コンプレッションインナーは、身体を動かしている感覚が強調され、様々な動きに対してマインドフルネスになります。
自分の身体の動きに一点集中することで、脳が様々なことに意識を切り替えることを避けられるため、頭がすっきりした感覚を得られます。
また、接触冷感素材は、ひんやりとした着心地で気分が安らぎ、体温の上昇を抑えてくれます。逆に体温が上がる素材もあります。
メリット4:正しい体温を維持する
前述した接触冷感素材や吸汗速乾機能など、コンプレッションインナーは体温を正常に調節してくれます。
テーピング効果を狙ったサポーターと、コンプレッションの効果は異なるとされる
生地表面に『接触冷感素材』が使用され、着用時にひんやりとした感触を得られ体温の上昇を抑えてくれます。
機能性から見るコンプレッションインナーのデメリット
コンプレッションインナーはたくさんのメリットが得られますが、そのために、「素材やサイズを間違うとデメリットになる可能性が高い」と言えます。
特に圧着が強ければ強いほど、正しく扱った時の効果は高いですが、例えば、「睡眠時に利用する」といった扱いをすると、締めつけが強すぎて、血流が悪くなる可能性もあります。
締め付け感が好きだとしても、その締め付け感が体にとっては強すぎる可能性もあります。
コンプレッションの度合いが弱いもの、素材は対比的なものを選んで、自分にあったものを選ぶことが大切です。
コンプレッションインナーの正しい選び方と着用方法
コンプレッションインナーはほどほどに着るのが良い
コンプレッションインナーは着用感を強く感じることで、得られるメンタル効果や補正されている感覚がとても大事です。
つまり、コンプレッションインナーをあまりにも日常的に着過ぎると、自分の身体が着用感に慣れてしまいます。
1日置きに着用するなどの工夫をすると良いです。もしくは、1日のなかでコンプレッションインナーを着用する時間を限定していくと良いでしょう。
最後に:自分自身の適度なコンプレッションライフを
以上、コンプレッションインナーについて分かりやすく解説してきました。コンプレッションインナーによって私たちの生活が豊かになることは間違いありません。
ぜひ、この機会に自分に合うコンプレッションインナーを開拓してみて下さい。
自分自身に最適なコンプレッションを掛けた生活は、心も体も豊かな時間を提供してくれます。ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。
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