山ガール必見!安全・快適な登山のためのシルク(絹)インナー | シルクの下着・パジャマ・寝具の 繭衣 -Mayui-

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山ガール必見!安全・快適な登山のためのシルク(絹)インナー

「山ガール」「登山女子」なんて言葉ができた近年は空前の登山ブーム。若い女性でも気軽に登山やハイキングを楽しめる時代になってきました。

アウトドアを楽しむ上で気になるのがウエア。中でも防寒などの役割を果たすインナーやアンダーウエアはとても重要ですよね。みなさんはどんなインナーを選んでいますか?普段から登山を楽しんでいる方はすでにご存知のことだと思いますが、アウトドアのインナー選びは安全のための最重要ポイントなのです。

今回は登山におけるインナー選びの重要性と、登山におすすめしたいシルクインナーの特徴とその理由についてお話していきます!

 

登山インナーの歴史

当時の常識はウール

濡れが危険に直結する登山インナーの常識は「コットンは着てはいけない」ということ。いまでこそ登山のリスク回避装備の常識として知られるようになっていますが、昔からそうだったわけではありませんでした。戦前の日本ではその暖かさから「冬山登山にはウール」ということが広まっていた記録が残っていますが、防水の重要性についてはそれほど考えられていないようでした。

1935年にアメリカのデュポン社がナイロンを開発。フランスの登山隊が人類初のヒマラヤ山脈のアンナプルナに登頂成功した1950年、彼らが最先端の化学繊維であるナイロンを着ていたことが話題となりました。

コットンで遭難?

1960年代に入った頃の山での遭難事故あたりから、コットンのインナーを着ていた人達ほど命を落としているのではないか?とささやかれ始めます。

1972年に一般の遭難事故としては日本史上最悪の「富士山大量遭難事故」が起きます。55人の登山者中18人が帰らぬ人に、6人が行方不明となる痛ましい事故でした。この事故の初期報道で「大半の人がコットンのインナーを着ていたため遭難した」と報道され登山家のあいだで大きな話題になりました。

実際は気象が原因による遭難で、のちにインナーの件は誤報だと判明しましたが、結果的に登山時のインナーに警鐘を鳴らすこととなり、ベテランの登山愛好家たちがインナーに気を遣うようになったきっかけとされています。

 

登山の時の体の状態とは

汗をかく

汗をかくことで人間は体温を調節していることはご存じですよね。スポーツや登山など運動によって体温が上昇すると、上がりすぎるのを防ぐために汗をかいて調節しているのです。汗が蒸発するときの気化熱で体温を下げ、調節しています。気温の変化が激しく運動強度も高い登山において、体温調節はより重要なものになります。

汗で冷えるとどうなるか

汗の水分が直接肌に触れる状態になってしまう素材のインナーだと蒸れてしまい体温調節の効率が悪くなり、余計に汗をかく悪循環におちいってしまいます。そうすると休憩した時に体温が徐々に下がりはじめ、肌に接した水分が蒸発するときにさらに体温を奪い、「汗冷え」や寒気を感じる状態になってしまうのです。体力とエネルギーを不必要に消耗してしまい注意力の低下、足を踏み外してしまうなど事故やけがの原因にもなりますし、最悪の場合低体温症という重篤なリスクにつながってしまいます。

 

安全対策としてのインナー

 

コットンが危険だとされた理由

コットンがなぜ登山時のインナーには禁物とされているのでしょうか?それは「もしもの時」に大きな問題が生じるからだとされています。コットンは繊維そのものが水を含み保水性が高く、濡れてしまうと乾くのが遅い素材です。汗で濡れてしまうとびしょびしょになり、べったりと肌にまとわりついてしまいます。その性質に原因があるのです。

低体温症の原因にも

他のスポーツと同じように登山も多量の汗をかきますが、登山はそれに加え強風と寒さの中に身を置く必要があります。汗で気化した熱と強風は想像以上に体を冷やしてしまいます。夏の登山でも低体温症で遭難してしまう危険性があるのです。

低体温症になる最大の要因は「濡れ」と「風」です。かいた汗や雨に降られてずぶぬれになると、水分を吸ったコットンのインナーはどんどん体温を奪っていきます。そこへ強風に吹かれて体温をさらに奪われ、次第に行動不能になって遭難してしまう…という最悪の事態を招いてしまうのです。

 

登山時のインナーに求められるもの

吸湿性

登山・特に夏の山では汗をかきやすくなります。汗をしっかりと吸わないとバックパックを背負った背中部分もべとべとになってしまいます。登山中は簡単に着替えをすることがほぼできないので、汗を吸って長時間快適にすごせる素材を選ぶということも大きなポイントになります。

速乾性

体の冷えが命の危険に直結する登山において、かいた汗がそのまま体を冷やしてしまう「汗冷え」は絶対に避けなくてはなりません。インナーは肌に直接触れる水分を極力素早く発散させることが重要です。

保温性

冬や肌寒い季節の登山では特に重要です。熱を少しでも多く、長く保持できるインナーは安全面ではもちろん、快適な登山ができますね。

 

登山におすすめのインナー素材

登山にもシルク

登山のインナー選びはウエア以上にセンシティブなもの。そんな登山の時のインナーにももちろんシルク(絹)がおすすめです!

優れた吸湿性

シルク(絹)の吸湿性はコットンの約1.5倍。登山中にかいた汗を素早く吸い取ってくれるので体に汗の水分が残ることがなく、冷えを防止してくれます。パックバックと背中の間が汗でべとべと…なんてこともありません!

高い放湿性・速乾性

高い放湿性を持つシルク(絹)。吸った汗を大気中にしっかりと発散させてくれるのでムレに悩まされることがありません。長時間さらりと清潔に着られるので夏の登山にもおすすめ。簡単に着替えることができない登山では清潔で快適な着心地も重要になってきます。ムレによる汗のいやなニオイも防止してくれるのでますます快適ですね。

速乾性も抜群

汗や雨で濡れたインナーを長時間着ているのは登山中はとても危険。シルク(絹)なら濡れてもすぐに乾くので汗冷えの心配がありません。すぐに乾いてムレることもないので体温調節の邪魔にもならず、安全性が重視される登山のインナーには最適ですね。

一枚でも暖かい

寒さを最大限に防ぎたい登山ですが、運動強度の高い登山でゴワゴワとした重ね着では機動力も落ちて危険に繋がりかねません。シルク(絹)は繊維をいくつも撚って織られているので暖かい空気をふんだんに取り込むことができ、一枚でも重ね着をしているかのようにポカポカ。夏の登山では涼しく、冬山では暖かく着られます。

紫外線カット効果

高地である山は平地より日焼けしやすく、有害な紫外線も強くなります。紫外線を遮ってくれる高い樹木も少ない中を長時間歩くのですから、登山での紫外線対策は必至です。シルク(絹)の紫外線カット率はなんと90%。シルクのインナーを着ていれば、ウエアを透過してしまった有害な紫外線もカットすることができるのです。

 

シルク(絹)で安心・楽しい山ライフを!

もうすぐ雪解けの季節。登山がますます楽しくなる季節の到来ですね!さわやかな山の空気と美しい景色、色とりどりの草花を愛でるのは登山の何よりの醍醐味。キャンプを張って外で飲む淹れたてのコーヒーやあたたかいカップ麺もいつもより何倍もおいしく感じますよね。

ウエアを揃える時、ついついアウターに目が行ってしまいますが、登山を楽しい思い出にするためにはインナー選びこそ重要。濡れや冷えは登山では命に関わります。安全で快適な登山のために、シルク(絹)のインナーを身に着けて楽しい山ライフを送りましょう!